関ヶ原(中) 司馬遼太郎 新潮文庫

関ヶ原(中) 司馬遼太郎 新潮文庫


□マイブックミシュラン(星最大5つ)

読みやすい ☆☆☆☆☆
感動できる ☆☆
ためになる ☆☆☆☆☆
ビジネス書 ☆☆☆☆
人生ヒント ☆☆☆








□ブログ管理者評

天下分け目の関ヶ原という歴史は知っていたものの、徳川家康と豊臣家臣団が戦ったことくらいしか中身はわからなかった。関ヶ原の合戦に至るまでの家康の湿り気を帯びるほどにしぶとく粘っこい体質、豊臣側の実権を握る三成の哀しさも滲む人間的性質。パズルでいえばそれらの大きな2つのピースを中心に、いくつものピースがかみ合って関ヶ原の合戦が行われたことに、歴史疎漏者の僕は驚きと発見をこの本で見出したのであった。







□内容紹介

秀吉の死後、天下は騒然となった。太閤の最信任を獲得した能吏三成は主君の遺命をひたすら堅守したが、加藤清正、福島正則ら戦場一途の武将たちは三成を憎んで追放せんとする。周到な謀略によって豊家乗っ取りにかかった家康は、次々と反三成派を篭絡しつつ、上杉景勝討伐の途上、野州小山の軍議において、秀頼の命を奉ずる諸将を、一挙に徳川家の私兵へと転換させてしまう。
(538ページ)

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□作者プロフィール

司馬遼太郎(シバリョウタロウ)
1923-1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた’60(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。'66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。'93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、'71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全50巻)がある。







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