関ヶ原(下) 司馬遼太郎 新潮文庫

関ヶ原(下) 司馬遼太郎 新潮文庫


□マイブックミシュラン(星最大5つ)

読みやすい ☆☆☆☆☆
感動できる ☆☆
ためになる ☆☆☆☆☆
ビジネス書 ☆☆☆☆
人生ヒント ☆☆☆







□ブログ管理者評

天下分け目の関ヶ原という歴史は知っていたものの、徳川家康と豊臣家臣団が戦ったことくらいしか中身はわからなかった。関ヶ原の合戦に至るまでの家康の湿り気を帯びるほどにしぶとく粘っこい体質、豊臣側の実権を握る三成の哀しさも滲む人間的性質。パズルでいえばそれらの大きな2つのピースを中心に、いくつものピースがかみ合って関ヶ原の合戦が行われたことに、歴史疎漏者の僕は驚きと発見をこの本で見出したのであった。







□内容紹介

天下取りの見果てぬ夢を追い求めて関ヶ原盆地に群れ集った10数万の戦国将兵たち…。老獪、緻密な家康の策謀は、三成の率いる西軍の陣営をどのように崩壊させたか?両雄の権謀の渦の中で、戦国将兵たちはいかにして明日の天下に命運をつなぎ、また亡び去ったのか?戦闘俯瞰図とも言うべき雄大な描写の中に、決戦に臨む武将たちの人間像とその盛衰を描く、波瀾の完結編。
(500ページ)

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□作者プロフィール

司馬遼太郎(シバリョウタロウ)
1923-1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた’60(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。'66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。'93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、'71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全50巻)がある。







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