草原の記 司馬遼太郎 新潮文庫

草原の記 司馬遼太郎 新潮文庫


□マイブックミシュラン(星最大5つ)

読みやすい ☆☆☆☆
感動できる ☆☆☆
ためになる ☆☆☆☆
ビジネス書 ☆
人生ヒント ☆☆








□ブログ管理者評

作者が愛してやまなかったモンゴルについて書かれた本。モンゴルと言われても大相撲にずいぶんモンゴル出身が増えたなあという印象しかなかったが否応にもモンゴルの大草原が眼前に思い浮かばされ、街から草原へと向かう人々の背中がすぐそこに見させられてしまい、ついには遥かな大陸を渡り草原を撫でる風を頬に感じてしまうのであった。








□内容紹介

史上空前の大帝国をつくりだしたモンゴル人は、いまも高燥な大草原に変わらぬ営みを続けている。少年の日、蒙古への不思議な情熱にとらわれた著者が、遥かな星霜を経て出会った一人のモンゴル女性。激動の20世紀の火焔を浴び、ロシア・満洲・中国と国籍を変えることを余儀なくされ、いま凜々しくモンゴルの草原に立つその女性をとおし、遊牧の民の歴史を語り尽くす、感動の叙事詩。
(227ページ)

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□作者プロフィール

司馬遼太郎(シバリョウタロウ)
1923-1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた’60(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。'66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。'93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、'71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全50巻)がある。








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