69 sixty nine 村上龍 集英社文庫
□マイブックミシュラン(星最大5つ)
読みやすい ☆☆☆☆☆
心にひびく ☆☆☆☆
発見がある ☆☆☆☆
ビジネス書 ☆☆
人生ヒント ☆☆☆
□しおり
一つ、学んだ。暗く反省しても誰もついて来ない。誰も、判断なんかできないのだ。こんな高校に、バリケード封鎖を思想的に判断できるものはいない。だから、楽しんでいる奴が勝ちなのだ。退学にびびっていても、元気に、笑いながら、バリ封がいかに楽しかったかと話してやれば、一般生徒は安心する。・・・(中略)・・・たとえ退学になってもオレはお前らにだけは負けないぞ、一生、オレの楽しい笑い声を聞かせてやる…………。[P119]
□ブログ管理者評
わたしはこの本で気付かされた。人は楽しく生きなければいけないのだ。それはどんな人にでも与えられる権利だ。その権利に気付くことなく人生を終えることが、なによりも哀しいことではないだろうか。
□内容紹介
1969年、東京大学は入試を中止した。ビートルズのメロディーが流れ、ローリング・ストーンズも最高の シングルを発表し、ヒッピーが愛と平和を訴えていた。僕は九州の西の端の、基地の町の高校三年生。 その佐世保北高校がバリケード封鎖された。もちろん、僕とその仲間たち。無垢だけど、爆発しそうな エネルギーでいっぱいの、明るくキケンな青春小説。
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□作者プロフィール
村上龍(ムラカミ リュウ)
1952年2月19日、長崎県生。76年、武蔵野美大中退、76年「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞受賞。81年「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞受賞。以後、小説、エッセイに意欲的作品を発表。
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