自分の中に毒を持て 岡本太郎 青春文庫
公開日: 2013年1月4日金曜日 五つ星あり 出版社_青春文庫 著者_岡本太郎
自分の中に毒を持て 岡本太郎 青春文庫□マイブックミシュラン(星最大5つ)
読みやすい ☆☆☆☆☆
心にひびく ☆☆☆☆☆
ためになる ☆☆☆☆
ビジネス書 ☆☆☆
人生ヒント ☆☆☆☆
□ブログ管理者評
芸術家としてあまりにも有名な岡本太郎。世間でよく知られる顔とは別の、自分の中における葛藤や苦悩や闘いがいつも渦巻いている。それを学生時代の恋や男女の愛など赤裸々に語ることで読者に肌身を叩くようにして伝える。おおらかなイメージとはまた違った、繊細な人間感情を持った岡本太郎を知らずに、彼の本業の絵を見ることは僕にはもう出来そうも無い。
□作品紹介
みんなどうしても、安全な道の方を採りたがるものだけれど、それがだめなんだ。人間、自分を大切にして、安全を望むんだったら、何も出来なくなってしまう。計算づくでない人生を体験することだ。―――(中略)――― ぼくは、ほんとうに自分を貫くために、人に好かれない絵を描き、発言し続けてきた。一度でいいから思い切って、ぼくと同じにだめになる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい。そうすれば、必ず自分自身がワァーッともり上がってくるにちがいない。それが生きるパッションなんだ。
(218ページ)
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□作者プロフィール
岡本太郎(おかもとたろう)
洋画家。1911年、東京生まれ。パリ大学卒業。在学中、ピカソの作品に衝撃を受け、中小芸術運動に参加。帰国後、前衛的な作品を次々に発表、国内はもとより国際的にも高い評価を受ける。大阪万国博の「太陽の塔」の創作はあまりにも有名。絵画、彫刻以外にも評論の執筆などその幅広い才能を如何なく発揮、「芸術は爆発だ!」という名言の通り、超個性派人間として精力的な活動を展開している。
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