三島由紀夫レター教室 三島由紀夫 ちくま文庫

三島由紀夫レター教室 三島由紀夫 ちくま文庫


□マイブックミシュラン(星最大5つ)

読みやすい ☆☆☆☆☆
心にひびく ☆
発見がある ☆☆☆
ビジネス書 ☆☆
人生ヒント ☆☆☆






□しおり

世の中の人間は、みんな自分勝手の目的へ向かって邁進しており、他人に関心を持つのはよほど例外的だ、とわかったときに、はじめてあなたの書く手紙にはいきいきとした力がそなわり、人の心をゆすぶる手紙が書けるようになるのです。[P221]








□ブログ管理者評

群よう子氏が解説で語る通り、読むときの年齢によって見え方が違う内容になっている。見え方が違ってくるということは、登場人物のことがしっかり設定されていることになる。登場人物は20代と40代である。ということは20代と40代のときに読むほうがよりこの本を味わうことが出来ると思う。そうそう、レター教室といいながら、これはまったくもって小説である。









□内容紹介

職業も年齢も異なる5人の登場人物が繰りひろげるさまざまな出来事をすべて手紙形式で表現した異色小説。恋したりフラレたり、金を借りたり断わられたり、あざけり合ったり、憎み合ったりと、もつれた糸がこんがらかって…。山本容子のオシヤレな挿画を添えて、手紙を書くのが苦手なあなたに贈る枠な文例集。

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□作者プロフィール

三島由紀夫(ミシマユキオ)
(1925-1970)本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。





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